登録商標は登録後に消される場合もあることを知っていますか?「OMEGA」のパロディー時計事件!

 商標が登録されたから安心!とは必ずしも言い切れません。確かに特許庁の判断としては登録査定を出しているため一次的な判断として安心することは誤りではありません。しかし、特許庁の判断は必ずしも正しいわけではないので、商標登録後に取消を行う制度があります。それが登録異議申し立て制度です。

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中国で盗まれた日本企業の商標。実は日本でも商標泥棒がいます。

 北京無印良品が日本無印良品に勝訴したニュースが話題になりましたね。このような商標問題は、大企業に限らず事業を営む者であれば誰しも巻き込まれうるものです。

 中国では、「商標ビジネス」なるものが盛んに行われているようで、先取り的に取得した他人の商標を売買することで利益を得ている事業者も存在します。

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Facebook社名変更!身近な事件から商標法を知ろう

 米国のIT企業「Facebook」が、2021年10月28日に社名を「Meta(メタ)」に変更しましたね。本記事では、社名変更に基づいて発生するリスクを商標法の観点からお話ししていきます。

 リブランディングは、商標登録に取り組まないことの大きなリスクの一つです。商標登録に取り組まないことによって、自社商標が他人に登録されていたことを後から知るケースは非常に多く、このような場合、リブランディングの必要性が生じます。最初から商標登録に取り組んでいれば10万程度で済んでいたのに、リブランディングにかかるコストは100万を超える可能性もあります。

 「リブランディング」と聞くと、みなさんはどのようなリスクを思い浮かべますか?Webサイト、看板、各種営業資料等の作り直しはもちろんのこと、リブランディングにかかるリスクはそれだけに留まりません。

リブランディングにかかる最大のリスクとは

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優秀な商標とは?

 商品名(商標)は、消費者と商品との最初の接点であり、重要な第一印象です。そのため、商品の特徴を示す用語を商品名として使用することで、消費者に対して、手に取った商品にどのような効果等があるかを認識させることができます。しかし、商品の特徴を単に示す名称は、商標登録に適さないことを前記事で説明しました。そこで、今回は、商品の特徴を示しつつ、商標登録に適した優秀な商標をご紹介します。前記事をまだ読んでいない方は、前記事「商標登録に適さない商品名(サービス名)とは)」を読んでから本記事を読むことをお勧めします。

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ハッシュタグと商標権の危険な関係性

 大阪地裁は、個人であるメルカリ出品者がつけたハッシュタグの表示について商標権侵害を認めました。ハッシュタグは便利な機能であるものの、使い方を誤ると他人の権利を侵害することになります。
 この記事は、メルカリ、ラクマ等のフリマアプリを利用する方にはぜひ読んでほしいです。

 大阪地裁は、2021年9月27日付の判決において、メルカリの出品者による商標権侵害を認め、当該出品者に対して表示の差止めを命じました。
 出品者は、ハンドメイド品をメルカリで販売していた個人であったものの、特定の表示が商標法に触れる記載であったため、その表示をやめる必要が生じました。 

では、具体的にどのような行為が商標権侵害となったのでしょうか?

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