会社名の商標登録は意味がある?

 商標のご相談を受けていると、会社名(商号)についての商標登録を受けたいとのお話しをいただくことが結構あります。会社名は、商標登録の対象になりますので、商標法に規定された登録要件を充たせば商標登録を受けることができます。もっとも、会社名に対して商標登録を受ける必要があるのかどうかはケースバイケースです。

 会社名は、法務局の管轄であり、同一住所で同一の会社名の登記はできないルールとなっています。そのため、異なる住所であれば、同じ会社名でも登記できることになり、その会社名の使用を制限することはできません。
 一方で、商標登録は特許庁の管轄であり、①使用する商標と②その商標を使用する商品又は役務をセットで登録します。②の商品又は役務とは、登録する商標の用途を指します(商標法上「指定商品又は指定役務」といいます。)。商標登録を受けると、商標権者は商標権を得ることができます。商標権は、登録した商標(①)を、指定商品又は指定役務(②)に対して独占的に使用することができる権利です。そのため、商標登録を受けた場合は、日本国内において、その商標権の権利範囲に触れる第三者による商標の使用を制限することができます。

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商標登録には落とし穴があります。実はひっかかっているかもしれません

 商標は事業上絶対に意識しないといけないものの、商標の世間的な認知度はさほど高くありません。もっとも、最近では様々な商標事件により世の中における商標の認知度は上昇傾向にはあると思います。直近だとゆっくり茶番劇の大炎上が話題になりましたね。この事件をきっかけにYoutuberの商標出願が増加しているそうです。Youtuberの方々も事業でその名称を使っている以上、その名称を使えなくなると困りますからね。ですが、本来的にはこのような事件に巻き込まれる前に取り組んでほしいというのが弁理士目線での考えです。

 事業を営んでいる人であれば、「商標登録」という言葉を聞いたことあると思います。商標登録とは、自社が商品・サービスに対して使用する商標を特許庁に登録することをいいます。特許庁に登録されることで、商標権者は商標権という権利を得られます。
 なので、商標権者は、自分の商標を第三者が使用している場合に、商標権に基づいた権利行使を行うことができます。これにより、商標権者は登録した商標を独占的に使用することができるのです。

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ECサイトにおける商標的な問題

 近年急成長しているEC市場。スマートフォンの普及に加えてコロナ禍が追い風となり、楽天、Amazon、ZOZOTOWN、Yahoo!ショッピング等のECサイトで商品を購入する人が急増化しています。ECサイトで商品を購入すると様々な特典があり、これがとにかく魅力的。特にYahoo!ショッピングのPayPayボーナスは実質的にかなりお得に商品を購入できるそうですね(私は利用したことがありませんが)。更に、最近では宅食サービスなるものも普及しはじめ、自宅で商品の購入し、家まで届けてもらえるという形が日常になりつつあります。

 ですが、ECサイトで簡単に商品のネット販売が行えるようになったため、ECサイトでの商品販売が増加した一方、これに伴う問題点も多く発生しているようです。

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OMEGA社のパロディー時計を販売するOMECO社の商標登録が取り消されました

 OMEGAのパロディー時計であるOMECO時計について近頃ニュースで話題にあがっていますね。OMECO社は、OMEGA社の時計とそっくりな時計を販売している会社です。HPをみるに少し卑猥な路線で攻めた時計といったところでしょうか。万人受けはしないでしょうが受ける人には受けるんですね。OMECO時計以外にもOMEX等、他の著名な時計ブランドのパロディー時計も販売しているようです。

 商標の世界とパロディーの世界は切っても切り離せないものがあり、度々話題に上がります。有名なものだと白い恋人と面白い恋人の話題なんかがありましたね。これについては後日別の記事で解説しようと思います。

 この記事では今回のOMECO社とOMEGA社の紛争と商標法の制度について解説します。

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商標の印象付けを最大化しよう!スターウォーズのロゴマークからみる商標法

 先日、面白いツイートがバズっているのをみかけました。ツイートは以下のものです。

 みなさんはこれがなんのロゴマークかわかりますか?ちなみに私は10秒後くらいに気づきました(笑)この店舗マークはスターウォーズのロゴマークの輪郭です。
 なお、こちらがスターウォーズの文字入りロゴマークです。

出典:スターウォーズ公式HP
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