登録商標は登録後に消される場合もあることを知っていますか?「OMEGA」のパロディー時計事件!

 商標が登録されたから安心!とは必ずしも言い切れません。確かに特許庁の判断としては登録査定を出しているため一次的な判断として安心することは誤りではありません。しかし、特許庁の判断は必ずしも正しいわけではないので、商標登録後に取消を行う制度があります。それが登録異議申し立て制度です。

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有名Youtuberの企画「ミライエ」の商標問題!?

 先日、有名youtuberのヒカル氏の動画で「ミライエが放送できなくなりました」というタイトルの動画がアップロードされました。「ミライエ」とは、起業する若者6人が3か月の共同生活をして事業計画を立てていくという番組です。

 この「ミライエ」という名称については、既に商標登録がなされており、この企画に対して「ミライエ」という名称を使用することができなくなってしまったということでした。既オーディションを含め多数の動画を収録済みだったようですが、既に収録したものに関しては商標権者から了解を得ているようです。一方、今後の「ミライエ」の使用については不可能とのことでした。

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知的財産の中で商標には必ず取り組んでください!商標に取り組まないリスクとは?

 商標登録の重要性について弁理士及び弁理士ではない方を含む複数人で議論する機会がありましたので、商標の取り組みに対する重要性の記事を書こうと思います。

 特許、商標等の知的財産の中でも特に気を付けなければならないのが商標です。商標は商品・サービスのネーミングやロゴマークであり、事業を営んで商品の販売・サービスの提供を行っていれば必要になると思います。軽視しがちですが、商品の販売・サービスの提供を行っていれば、商標権侵害のリスクというのは常に潜んでいます。特に、商品・サービスが好調になりはじめたときに商標権侵害の警告を受けることが多く、警告を受けた事業者としては大ダメージを受ける可能性があります。

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この配色、何の商品かわかりますか?

 この配色はチキンラーメンのパッケージに使われている色の組み合わせです。先日このチキンラーメンの配色が商標登録されました。
 実は、日本の商標法では色彩のみの商標登録が認められています。商標は、同一商品の中から他の事業者の商品と区別するためのものです。本来的には色のみで事業者の区別をすることは困難なので、商標登録を認めるべきではないという視点もあります。また、色のみの商標登録は、その色について他の事業者が使えなくなるという非常に強力な権利のため、安易に認めてよいものではないです。

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特許権を取得することのメリットは感じにくいという現実・・

 特許権は、その特許権にかかる発明の独占的な実施を認めるものです。この言葉の意味は理解しやすいと思うのですが、ビジネス上で特許権を取得したことの「効果」を実感することは非常に難しいです。勝訴といった明確な事実がある場合を除き、特許権を取得したことの効果を感じられる機会は限定的です。

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