任天堂が「ピクミンブルーム」の略称「ピクブル」を出願。なぜ?

 ピクミンブルームは、ナイアンティックと任天堂とが共同して開発した位置情報ゲームであって、2021年11月1日に日本でローンチされました。「ピクミン」は、任天堂のゲームソフトの中でも多くのファンを誇る人気シリーズです。「引っこ抜か~れて・・・あなただけに・・・ついていく・・・」というフレーズで有名な「愛の歌」を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 前述のとおり、今回ローンチされたアプリの名称は、「ピクミンブルーム」です。任天堂は、「ピクミンブルーム」の略称と思われる「ピクブル」という商標について、ローンチ日よりも前の2021年10月25日に出願しています。2021年10月25日以前に「ピクブル」という略称が消費者の間で広く使われ、認識されているということはなかったと思われます。

任天堂が「ピクブル」という略称について商標登録出願をした理由

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Facebook社名変更!身近な事件から商標法を知ろう

 米国のIT企業「Facebook」が、2021年10月28日に社名を「Meta(メタ)」に変更しましたね。本記事では、社名変更に基づいて発生するリスクを商標法の観点からお話ししていきます。

 リブランディングは、商標登録に取り組まないことの大きなリスクの一つです。商標登録に取り組まないことによって、自社商標が他人に登録されていたことを後から知るケースは非常に多く、このような場合、リブランディングの必要性が生じます。最初から商標登録に取り組んでいれば10万程度で済んでいたのに、リブランディングにかかるコストは100万を超える可能性もあります。

 「リブランディング」と聞くと、みなさんはどのようなリスクを思い浮かべますか?Webサイト、看板、各種営業資料等の作り直しはもちろんのこと、リブランディングにかかるリスクはそれだけに留まりません。

リブランディングにかかる最大のリスクとは

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優秀な商標とは?

 商品名(商標)は、消費者と商品との最初の接点であり、重要な第一印象です。そのため、商品の特徴を示す用語を商品名として使用することで、消費者に対して、手に取った商品にどのような効果等があるかを認識させることができます。しかし、商品の特徴を単に示す名称は、商標登録に適さないことを前記事で説明しました。そこで、今回は、商品の特徴を示しつつ、商標登録に適した優秀な商標をご紹介します。前記事をまだ読んでいない方は、前記事「商標登録に適さない商品名(サービス名)とは)」を読んでから本記事を読むことをお勧めします。

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商標登録に適さない商品名(サービス名)とは

 商品(サービスも含む。)に対してつける商標(名称)。商標は、特許庁に対して商標登録出願をすることで、登録を受けることができるものの、登録に適さない商標は特許庁により拒絶されます。本記事では、商標登録に適さない商標について、お話します。

そもそも商標ってなに?

 商標とは、商品に対して使用するロゴマークや文字をいいます。ロゴマークや文字の他にも、音、立体的形状等もありますが、この記事では割愛します。
 例えば、以下の2つのように、洗剤に対して使用する「アタック」という文字商標、ポテトチップスに対して使用するロゴマーク商標があります。

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商品名(サービス名)は何を意識して決めたらいい?

 商品(サービスも含む。)に対して名称をつけるネーミング。商品名(サービス名も含む。)は、その商品の運命を決めるといっても過言ではありません。本記事では商品名を決める際の基本中の基本についてお伝えしていきます。

 ネーミングにおいて最も重要なことは、店舗やインターネットで商品を購入する消費者が、商品を選ぶ時の手掛かりになる名称、すなわち、商標を選ぶことです。

 手掛かりとは

 みなさんは、スーパーで同じ商品群の中からお好きな商品を選択する際に何を目印にしていますか?
 たとえば、ビールという商品群の中にも色々ありますよね。1番搾り、アサヒスーパードライ等の様々な名前の付いた商品があります。当たり前ではあるのですが、みなさんがビールを購入する際には、ラベルをみて、自分が購入したいと思うビールを購入すると思います。

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