著作権には登録制度があるけどないんです!?

 特許権、商標権等の産業財産権は、特許庁に対して出願して国が定めた登録要件を充たす場合に登録されます。一方、著作権にも登録制度があり、文化庁に対して申請することで登録されます。

 特許権等は、特許庁の審査で合格し、登録されることで初めて有効な権利として発生します。一方、著作権は著作物を創作した時に発生します。そのため、登録されなくても権利が発生する著作権には本来的に登録制度は必要ないようにも思えます。

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知的財産の中で商標には必ず取り組んでください!商標に取り組まないリスクとは?

 商標登録の重要性について弁理士及び弁理士ではない方を含む複数人で議論する機会がありましたので、商標の取り組みに対する重要性の記事を書こうと思います。

 特許、商標等の知的財産の中でも特に気を付けなければならないのが商標です。商標は商品・サービスのネーミングやロゴマークであり、事業を営んで商品の販売・サービスの提供を行っていれば必要になると思います。軽視しがちですが、商品の販売・サービスの提供を行っていれば、商標権侵害のリスクというのは常に潜んでいます。特に、商品・サービスが好調になりはじめたときに商標権侵害の警告を受けることが多く、警告を受けた事業者としては大ダメージを受ける可能性があります。

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特許権を取得することのメリットは感じにくいという現実・・

 特許権は、その特許権にかかる発明の独占的な実施を認めるものです。この言葉の意味は理解しやすいと思うのですが、ビジネス上で特許権を取得したことの「効果」を実感することは非常に難しいです。勝訴といった明確な事実がある場合を除き、特許権を取得したことの効果を感じられる機会は限定的です。

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近年のSNS流行は知的財産の天敵!?

 近年のSNSの流行により個人や企業から不特定多数の人に向けた情報発信が容易になりました。今では幅広い年齢層の人がSNSを利用しており、SNSの拡散力を利用した情報発信や情報収集等、ビジネス、プライベートを問わず必要なツールになってきています。

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ペグの形が問題になった!?製品開発時に注意しておきたい不正競争防止法!

 キャンプ用品を展開するスノーピークは、山谷産業における「ペグ」の販売行為が不正競争防止法に違反しているものとして、当該ペグの販売差止め及び損害賠償の支払いを求めて東京地裁に提訴しました。

 スノーピークは、 山谷産業の販売する「エリッゼステーク」 というペグがスノーピークの販売する「ソリッドステーク」 というペグに類似し(なお、類似以外の要件もあります。)、山谷産業の販売行為が不正競争防止法の2条1項1号に該当すると主張しています。

【ソリッドステーク】

【エリッゼステーク】

 両者を比較すると、確かに似ていますね。ソリッドステークとエリッゼステークは、キャンパーの中では鍛造ペグの二大巨頭と言われるほど浸透しており、ペグ選びの際に度々比較対象として紹介されます。

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